Nano Banana 2.1 vs GPT Image 2.5
GoogleのNano Banana 2.1と、このスタジオで使えるGPT Image 2.5のバージョン、OpenAIのGPT Image 2.5 Flareに、同じ6つのプロンプトを試しました。ポスター、ポートレート、商品写真、サイト用の横長バナー、アップロードした3枚の写真の合成、透明背景のステッカーです。Flareは指定した文字とレイアウトにより忠実で、本当の透明背景に対応するのもFlareだけでした。残る3つのテストは互角で、料金はどの解像度でもFlareの方が低くなります。
生成プレビュー

Nano Banana 2.1とGPT Image 2.5 Flareの違いを比較
表の最初の3行は下のテストで確認した結果、それ以外はスタジオで使える仕様です。クレジットは1枚あたりの値。出力サイズは小さい順に1K、2K、4Kです。新規アカウントの無料10クレジットでGPT Image 2.5 Flareの1K画像は1枚作れますが、Nano Banana 2.1には足りません。
| Nano Banana 2.1GoogleNano Banana 2.1を使う | GPT Image 2.5 FlareOpenAIGPT Image 2.5 Flareを使う | |
|---|---|---|
| 文字とレイアウトの正確さ | 文字のつづりは正確。ただし指定していない行を追加し、ボタン用の余白も埋めた | 指定された文字だけを描き、指示した場所に余白を残した |
| 写真とアップロードした参照画像 | 互角:霧のある自然なポートレートと、均一に光が当たる商品写真。3枚の写真の顔、マグカップ、灯台も維持 | 互角:暖色で寄りのポートレートと、余白の少ない商品写真。3枚の写真の同じ特徴も維持 |
| 透明背景 | 設定なし。代わりに市松模様を描いた | 対応。背景タイプで「透明」を選択 |
| 1枚あたりのクレジット | 1K:8、2K:15、4K:20 | 1K:6、2K:10、4K:16 |
| 最大解像度 | 4K | 4K |
| 縦横比 | 正方形、縦長、21:9までの横長に加え、4:1・8:1の横長や1:4・1:8の縦長にも対応 | 正方形、縦長、21:9までの横長 |
| 編集に使える画像数 | 最大14枚 | 最大16枚 |
Nano Banana 2.1 vs GPT Image 2.5:6つの用途で実際に比較
すべて1Kで各モデルが最初に返した画像を使い、生成し直していません。バナーは21:9、ほかは正方形です。テストを選び、各画像を元のサイズで開いて確認できます。
A vintage travel poster for a coastal town called "Port Alder". Big headline "PORT ALDER", a smaller line "Ferries daily · Since 1924", a lighthouse at sunset, flat screen-print style.
どちらも指定した2行を正確につづれました。Nano Banana 2.1は、指示していない「The Pearl of the Coast」という3行目を加え、その行は下端で途切れています。文言が決まっているポスターでは、余計な文字も確認しましょう。
Nano Banana 2.1
Google · 1K2行とも正確。ただし追加のキャッチコピーが下端で途切れています。
GPT Image 2.5 Flare
OpenAI · 1K夕日の湾とフェリーを背景に、指定した2行だけを表示。
A candid photo of an elderly fisherman mending a net on a wooden dock, early morning light, shallow depth of field, shot on a 50mm lens.
どちらも本物の写真のようです。Nano Banana 2.1は早朝の光を柔らかな霧と寒色で表現し、GPT Image 2.5 Flareは暖かな朝日と寄りの構図を選びました。求める雰囲気で選べます。
Nano Banana 2.1
Google · 1K人物の全身を収めた、静かで霧のある夜明け。
GPT Image 2.5 Flare
OpenAI · 1K港の背後に低い朝日。より寄った構図で、暖かな色合い。
Studio product photo of a matte ceramic coffee mug in sage green on a light oak table, soft window light from the left, plain white background, no logos.
どちらも明るいオーク材の上に、ロゴのないセージグリーンのマグカップをきれいに描きました。GPT Image 2.5 Flareだけが、左からの窓の光を壁の影で表現しています。Nano Banana 2.1はマグカップを均一に照らし、後から文字を入れやすい余白を多く残しました。
Nano Banana 2.1
Google · 1K光が均一に当たり、マグカップの周囲に十分な余白。
GPT Image 2.5 Flare
OpenAI · 1Kプロンプトどおり、左から窓の光が差し込みます。
A wide website hero banner for a bakery called "Crumb & Co.": a long wooden counter with fresh loaves and croissants, warm morning light. The name "CRUMB & CO." in large letters on the left, empty space on the right.
プロンプトでは、サイトのボタンを置くために右側を空けるよう指示しました。GPT Image 2.5 Flareはほぼ空けたままにしました。Nano Banana 2.1は職人とパンで埋め、文字も2行目を追加しました。
Nano Banana 2.1
Google · 1K · 21:9店名は正確ですが、文字が1行増え、右側も埋まっています。
GPT Image 2.5 Flare
OpenAI · 1K · 21:9左に店名、右にはボタンを置ける、ほぼ何もない壁。
Combine the three reference images: the fisherman from the photo sits on a bench in the harbour town from the poster, holding the sage green mug. Keep his face, the mug and the lighthouse recognisable. Natural photo, golden hour.
両モデルに同じ3枚を渡しました。上のテスト1〜3でFlareが作った漁師、ポスター、マグカップです。Nano Banana 2.1も同じように活用できました。どちらもニット帽、ひげ、エプロン、緑のマグカップ、白い灯台と赤い屋根の家を保てたので、このテストは互角です。
Nano Banana 2.1
Google · 1K · 画像3枚ロブスター用のかごの横でマグカップを見下ろす漁師。背後にはフェリー。
GPT Image 2.5 Flare
OpenAI · 1K · 画像3枚町の背後に日が沈む中、マグカップを掲げています。
A die-cut sticker of a cheerful cartoon lemon wearing round sunglasses, thick white outline, isolated on a transparent background.
GPT Image 2.5 Flareで背景タイプを「透明」にすると、どんな色の上にも置ける、本当の透明背景のステッカーができました。Nano Banana 2.1には背景設定がなく、画像に灰色の市松模様を描き込みました。印刷すると市松模様もそのまま出ます。
Nano Banana 2.1
Google · 1K透明に見せる市松模様が、画像の一部になっています。
GPT Image 2.5 Flare
OpenAI · 1K · 透明本当の透明背景。そのまま好きなデザインに重ねられます。
Nano Banana 2.1 vs GPT Image 2.5:用途で選ぶなら
文字やレイアウトを指定どおりにしたいならGPT Image 2.5 Flare。ポスター、ボタン用の余白が必要なバナー、透明背景のステッカーや切り抜き画像に向いています。たくさんのアイデアを試す場合も低コストです。Flareでは作れない8:1のヘッダーや1:8の縦長バナーが必要なとき、または自分の人物写真や風景でGoogleの最新モデルを試したいときはNano Banana 2.1を選びましょう。人物や商品の写真、アップロード画像を組み合わせるシーンでは両者の差が小さく、主に料金と縦横比で選べます。
Nano Banana 2.1とGPT Image 2.5を選ぶ前に
今回の6つの用途では、そうとは言えません。GPT Image 2.5 Flareはポスターとバナーの文字やレイアウトに忠実で、本当の透明背景に対応するのも2モデルのうちFlareだけです。ポートレート、商品写真、3枚の写真の合成は互角でした。Nano Banana 2.1だけが対応する8:1の超横長や1:8の超縦長は、このテストには含めていません。
Googleによると、2.1は画質と写実性、指示への忠実さ、編集を重ねた際の人物の一貫性、文字やインフォグラフィックのレイアウト精度が向上しています。2K・4Kの超横長や超縦長画像に出ていた継ぎ目も修正したと発表しています。Nano Banana 2も引き続きスタジオで使え、1K画像は1枚8クレジットです。
いいえ。GPT Image 2.5にはFlareとSunburstの2種類があります。スタジオで使えるのは、OpenAIが速度重視と位置づけるFlareで、今回のテストもそのバージョンです。
無料で試せるのはFlareです。1K画像は1枚6クレジットで、新規アカウントには10クレジットが付与されます。Nano Banana 2.1は1枚8クレジットからなので、クレジットパックかプランが必要です。前モデルのNano Banana 2も、1Kは8クレジットで無料クレジット内に収まります。両モデルとも2K・4Kには有料クレジットを使います。無料の画像には透かしが入ります。
Nano Banana 2.1です。GPT Image 2.5 Flareは21:9までですが、Nano Banana 2.1は4:1・8:1の横長や1:4・1:8の縦長にも対応します。4K画像は1枚20クレジットなので、まず1Kで構図を試してください。これらの縦横比は今回の6テストには含めていません。
はい。1枚以上の画像をアップロードして、変更点を伝えてください。Nano Banana 2.1は最大14枚、GPT Image 2.5 Flareは最大16枚を使え、人物、商品、背景を1枚に組み合わせられます。
同じプロンプトで、ほかの画像生成AIも比較
ポスター、ポートレート、商品写真のテストでは、GPT Image 2.5 Flareに加え、Nano Banana 2、Seedream 5 Lite、Grok Imagineも試しました。
Nano Banana 2.1とGPT Image 2.5を、自分の用途で比べよう
差が出た用途から試してみましょう。ボタン用の余白があるバナーや、透明背景のステッカーなど。まずFlare、次にNano Banana 2.1で生成して見比べてください。



